▼基本セット55034付属のBR80に発煙装置をつける。(改正版)

基本セットの55034のBR80はサウンド付きで価格も安く、非常に手軽ですが何故か発煙装置が付いていません。
1番ゲージの蒸気機関車の中では発煙装置が付いていない方が珍しく、おそらくこのBR80に発煙装置を後付けするのは、かなり実行度が高い改造と言えるのではないでしょうか。
注意しなくてはならないのは発煙装置(特に下部)は非常に発熱しますので取り付け位置を考慮しなければなりません。前回はこの熱でボディの一部が歪んでしまいました。基本セットのBR80はプラ製なのでなおさらです。

1番に使われる発煙装置は602150、603225といった品番のものが用いられています。
(ほとんどの機関車が602150を使い、MAXI用の機関車が603225を使うようです)
今回は602150を使用します。
 写真はLokShopで買った602150発煙装置。
 540160発煙装置用ブッシュ
今回は別の55282(BR56)機関車の発煙装置取り付け方法を真似ることにしました。
発煙装置は耐熱処理された540160発煙装置用ブッシュの中に入れ、煙突の下に配置されます。これなら発煙装置の熱でボディが歪むこともありません。
ついでに前部の連結器をフック式のものに変更。ほとんどの機関車には付いてくるのだが、基本セットのBR80には付属してないので、別売りの56101を買います。フック式の連結器は勿論見栄。実用面は無いので、もし前部の連結器を使うことがあるなら、フック式には変えないコト。
HOの発煙装置と違って、直にリード線を付ける端子が出ていますので、それに使うコードを用意します。
※今回はデコーダーの端子に差せるように自作パソコン用の電源LED用コードを代用しました。
材料が用意できましたら、説明書に書いてある通り、裏のネジ3つを外して、ボディを取り外します。

が〜〜ん、結構安っぽくてショックな構造!!けどシンプルなだけに改造は楽そうです。
400クラスぐらいのモーターにLokSoundXL3.3が載ってました。


発煙装置にリード線を付けます。発煙装置に極性は無いので、気にせず適当に配線します。
半田付けした後はショートしないように絶縁テープを巻いておきましょう。

発煙装置は540160ブッシュの中に入れます。(特に接着はしません)

デコーダーへの配線はファンクションのF1に配線します。
LokSoundXL3.3の回路図は持ってないので、テスターを当てて、各ピンの電圧を確認してF1の出力を探しました。
写真では中央のやや左に白いコードがあります(3つ並んだピンの一番上。出荷時は黒いカバーが付いてました)が、これがF1出力です。右上の青いソケットの一番左下のピンからアースを取りました。アースは他からも取れますが、必ずデコーダから出ている線(整流後)から取って下さい。
 取り付け位置に注目!
配線した発煙装置を機関車本体に取り付けます。取り付け位置はデコーダのすぐ手前で、ちょうど煙突の真下になります。
前部ライトの基盤を外して斜めにして脇に退かして置き、ここにブッシュに入れた発煙装置を置き、テープ等で固定します。


あとはボディを元に戻し完成です。ボディを取り付ける際には前部ライトの基盤がうまく収まるように注意して下さい。
前部ライトの基盤位置を変更したので一番上のライトがちょっと暗くなってしまいましたが、基盤には麦球が着いているだけなので工夫すれば、もっと明るくなると思います。
もし基盤のバージョンが異なる場合はテスターでアースとF1のピンを調べて下さい。
ちなみにMSだとファンクションの変更ができないので、コントロールは6021で行いました。
MSでのコントロール方法は55033スターターセットのBR78とファンクション配置がベルや警笛を含め、まったく同じになるので、まずBR78の登録を行ってから登録名とアドレスを80に変更すればオッケーです。(いわゆる他人のふんどし方式)
CSでの登録もマニュアルで設定せずにMSと同様にBR78を改良するのが簡単です。


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